日本酒と健康

実は、日本酒は適量であれば健康に役立つお酒として、農林水産省でも効用が認められています。
ここでは、日本酒に期待できる健康効果をご紹介します。
今回は、日本酒に含まれる栄養素と、健康的な飲み方についてご紹介します。

〈食欲アップ〉
日本酒の主成分「エチルアルコール」には、胃粘膜の知覚終端を刺激する・ヒスタミンを遊離する・ガストリン分泌を促進するといったはたらきがある。それによって胃酸の分泌が促進され、その結果、食欲を増進させる。このはたらきを上手く利用して、昔から食前酒を飲むという習慣が根付いているのだ。

〈血行促進〉
日本酒のアルコールに含まれている「アデノシン」には、血管を拡張し、血の流れをスムーズにするはたらきがある。また、アルコールが分解される際に生じる「アセドアルデヒド」にも、血管を拡張させるはたらきが認められている。つまり日本酒を飲むことで全身が温まり、血行促進効果で肩こりや冷え性の改善が期待できるということだ。

〈肌の調子を整える〉
肌のシミの元となるメラニンの生成を抑えるはたらきをもつ「コウジ酸」が、日本酒には多く含まれています。
また、日本酒に含まれるポリフェノールの1つである「フェルラ酸」は、シワなどの肌老化に関係するといわれる、
活性酸素の抑制が期待できるといわれています。そのため、日本酒の美容効果への注目が高まっています!