十四代

「本丸秘伝玉返し」
十四代というブランド名は、元々古酒のために商標登録申請したもので、十三代から十六代まですべて申請してみたものの、数字はNGということで十四代以外は認められなかったのだとか。十四代は、トシヨといった読みで人の名と判断されたのではないかと言われています。

十四代がブレイクしたきっかけとなったのが、「十四代本丸秘伝玉返し」だと言われています。95年に発売され、一升瓶が2千円しないとは思えない旨さで人気を博したのです。十四代は、淡麗辛口が日本酒と言われていた時代に、「芳醇旨口」で人気となりました。「本丸秘伝玉返し」は、精米歩合55%、使用されているお米は五百万石、アルコール度数は15%の日本酒です。秘伝玉返しという名は、添加されているアルコールが自社製の純米粕取り焼酎であることに由来するとか。お酒を水で割った玉酒を返すという意味のようです。